原子力問題における「炭鉱のカナリア」たち
ある人物が語っている内容が、事実であるか虚偽であるか、その判断がにわかにはつきにくい、あるいは検証の手段がただちには見つからない場合、あなたなら何をもってその真否を判断するだろうか。
その人の口が語っていることと目が語っていることが食い違っているなら、目が語っていることを、私は信じる。一人の個人が語っていることと、組織が語っていることが食い違っているなら、個人が語っていることを、私は信じる。何の利害もない一個人が語っていることと、一個人ではあるが、背景に利害関係のある組織を背負っている人間が語っていることが食い違っているなら、利害関係のない一個人が語っていることを、私は信じる。特に、その一個人が語っている内容によって、その本人が組織から報復や不利益をこうむる危険性があるにも関わらず、それを顧みずに自らの信念に従おうとしているならば(もちろんその判断は主観的なものだ)、なおさらその一個人が語っていることを、私は信じる。
以下に掲げる個人名は、その発言内容から察するに、自らの不利益やリスクを顧みず、一貫して原発の危険性を訴え続けてきた、いわば原子力問題における「炭鉱のカナリア」たちだろうと想像できる。
広瀬隆
http://www.youtube.com/watch?v=ovv2__vc-Nk&feature=related
小出裕章
http://www.youtube.com/watch?v=4gFxKiOGSDk&feature=related
安斎育郎
http://www.youtube.com/watch?v=pPngJ9aNcrE
菊地洋一
http://www.youtube.com/watch?v=gNWVljrvl3o
さて、あくまでご参考までに、これらの人物とは、いろいろな意味で対極に位置すると思われる人物の発言も、とりあえずひとつ紹介しておこう。あなたは、どう感じられるだろう。